嫌嫌韓厨の奇妙な論理4
■「韓国には誇るべき文化など存在しない｣（『マンガ嫌韓流』）という嘘
これは嘘というより無知の産物。・韓国文化総合情報誌『PROPOSE』を参照のこと。ちなみに無料である。
｢それはちょっと言いすぎだな。文化には違いはあるものの、優劣というものはないというのが定説だからね。
たとえば、工芸品でいえば、コストの関係などで、すでに日本では作れなくたったものをアジア各国で生産していたりする。もちろん、彼らは並みの日本人じゃ到底かなわないくらいの職人たちだ。｣
｢そうはいっても、元はといえば西洋、中国もしくは日本からの技術移転に相当影響されているんだろう。本当の意味での韓国独自の伝統文化といえるものがどれだけあるのか。｣
｢たしかにその通りだね。伝統文化と自称していたところで、それが本当に伝統文化であるとの証明にはぜんぜんなっていない。
たとえば、和服だって元は中国の呉と言う国から渡ってきたもの。だから、呉服という。しかし、本家の中国の呉という国が滅亡して、中国自体が満州族の清朝に支配されてから中国服のデザインも変わってしまい、なんとなく和服が日本の伝統文化のような気がしているわけだ。｣
｢しかし、元は中国から伝わったものだと言え、日本独自の発展をしているのだから、呉服から和服になったのではないか。｣
｢まあ、そうだね。着物が日本文化という認識が定着したのだから、これは日本の伝統文化といって差し支えないだろう。
そういう意味で、韓国文化を知らないのは無知と言い放ってしまうことにも問題がある。韓国文化と認識されていないことは、その人にとって、韓国文化ではないってことと同じことだからな。
たとえば、テコンドーってどこの国の文化なんだ？｣
｢テコンドーは韓国なんだろ？｣
｢でも、実際には日本の武道を習うつもりでテコンドーをやってる外国人がかなりいるんだ。｣
｢でも、道場を経営しているのは韓国人なんだろ？｣｢もちろん、そうなんだが、外国人からみると韓国人も日本人も違わないんだよ。これを無知と笑えるか？｣
｢まあ、日本人がラーメンを作って、本家の中国人がアレは中華料理のニセモノと言っても、みんながこれをラーメンだと思っているなら、これはやっぱり日本料理ではなくて中華だもんな〜。｣
｢で、さらにややこしいことに、外国では日本食がブームになって、元々、日本食には中華料理の要素があるものだから、中国人が｢なんちゃって日本料理店｣を開業しているという事実がある。これはとても日本人にとっては日本料理とは思えないシロモノだったりするのだが、これが日本料理だとみんなが思い込めば日本文化なのだろう。
たとえば、タイ料理にはタイスキというのがあって、これはどうみても日本料理とは思えないのだが、これをタイスキと呼んでいるのは日本人だけで、タイ人に言わせると、｢これが日本のスキヤキです！｣てなことになる。
それから、イタリア人が何故かアメリカの西部劇の映画を作るというのがあって、これをマカロニウエスタンといったのだが、これだって、流行っているのはあくまでも西部劇であってイタリア文化が流行っているわけじゃないだろ？｣
｢ということは、実際は韓国人が作っているものでも、みんながこれは日本のものだと思い込んでいるなら、これは日本文化だってことか。｣
｢そうだよ。韓流だってどっから見ても日本のドラマにしか見えないのなら、流行っているのはあくまでも日本であって、韓国が流行ってるわけじゃないんだよ。｣
｢でも、韓流しか見てない人なら、日本の方が韓国のニセモノに見えちゃうんだろうな〜。｣
｢それが困るんだよ。だから、最近はボクは韓国人じゃなくて日本人だと強調しなくちゃいけない場面が増えてきた。｣
｢でも、ヨン様みたいでカッコいいという意味かもしれないぞ。｣
｢うれしくないよ。ぜんぜん。ボクは中国人でも韓国人でもフランス人でもアメリカ人でもなくて、どこまでいっても結局、日本人なんだからね。だいたい、日本人はバナナで黄色いのは外側だけで中身は白いというのは、悪口なんだからな。
たとえば、戦後、日本の工業品を売り出すにあたって、なんとなく日本製は高級品という感じがしない時代が長く続き、売るために日本製ということが一見してわからないようにした。
たとえば、無国籍っぽいSONYとかのブランドを作ることにした。そのため、無国籍っぽいブランドは日本製品というイメージが定着している。
ところが、いつの間にか、世界の常識の方が日本の方がカッコいいということになって、日本のものであるかのように見せかけるイメージ戦略がでてきた。
そのため、サムソンとかノキアというブランドは日本製品だと誤解している人が結構いるんだ。サムソンは韓国、ノキアはフィンランドなんだけどな。｣
｢まあ、韓国はともかくとして、フィンランドがITの先端をいっているなんてしらなかったよな〜。普通は携帯端末といって思い浮かぶのはアメリカと日本だからね。｣
｢そいういう意味で、韓国製とわからない形で売り出しているってことは、韓国人自体が韓国には誇るべき文化が存在しないってことを認めているってことじゃないか？｣
｢そいういう意味では、現在、どうして日本ブームが起きているのか、日本人自体が首をかしげているようなおかしな状況になっているよね。｣｢そうだよね〜。日本のマンガとかアニメというのは低俗なもので、そんなものは恥ずかしいと思っていたんだし、浮世絵だって、元はといえば単なるエロ本だったわけだからな。｣
｢日本といえば、サムライ、ゲイシャ、京都だと思ってる外人をかなりバカにしているよね。｣｢いまの日本はサラリーマン、コギャル、東京だからな〜。｣
｢それにしても、外国人といって日本といって思い出すイメージって色々とある。でも、韓国については、日本と同じなんでしょって思っている外国人が圧倒的に多いんだ。
外国人に認識されていない韓国文化をただ無知だといって切り捨てる方がとんでもない見当違いなんだよ。
少なくても、日本ではなくて韓国と認められるような独自性が無いなら、韓国には誇るべき文化がないと言われても仕方が無いんだ。｣
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060312
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