嫌嫌韓厨の奇妙な論理3


▼【動機】なぜ私は『マンガ嫌韓流』的なロジックを批判するする人を批判するのか。

http://d.hatena.ne.jp/claw/20060307#p3

「在日についてのインタビューです。在日の存在についてどうお考えですか?」

 「出て行くべきだ!」

 「たくさんの税金が支払われている問題については?」

 「本来、払う必要のない税金が使われているのは多いに問題です!」

 「本来日本人の土地を使用している問題については?」

 「問題です。元の地主に返還すべきです。」

 「以上、沖縄駐留在日米軍に対する反戦平和運動のコメントでした」

「ていうか、皮肉で言ってるわけではなくて、反戦平和運動というのはいい事言ってるわけで、在日米軍はグアムとかに移転することになったわけじゃん?」
「そもそも、二十年くらい前までは反戦平和運動家は嫌韓だったわけでしょ。」「だから、在日韓国・朝鮮人の大半は朝鮮半島南部の出身であるのにもかかわらず、彼らは北朝鮮への帰国事業を積極的に支援したんだよ。韓国は地上の地獄、北朝鮮は地上の天国だと言ってね。」
「まあ、右と左で正反対のことを言ってたのは、当時が冷戦だったからやむを得ない面があったと思うけど。」「でも、韓国は地上の地獄、北朝鮮は地上の天国なんて言ってたことなんて、見事にスルーして韓国の味方のフリしているのは、普通の感覚ではあきれ返るよな。」
「逆に、二十年前くらいまで親韓だった保守言論が現在では嫌韓になっているのはどうしてなんだろう?」
「実は、これは大きく分けると二つのグループがあるんだよ。まず、一つ目なんだけど、単純な民族主義者。」「これがいわゆる嫌韓厨だな。」
「二つ目なんだが、元々、進歩勢力だった人たちのうちで、韓国の民主化運動や北朝鮮への帰国事業にかかわったことで韓国問題に興味を持った研究者が結構居る。
ところが、実際の韓国に触れてみると、進歩勢力が言ってた韓国についての認識が誤りであることに気が付いて、学問的な見地からこれを批判している人たちで、元々は親韓だったのが、結果的に現在のポジションが嫌韓と同じになってしまっている。が、しかし、本来は嫌韓なのではなくて、前述のような無責任な朝日新聞とか岩波の世界に代表する進歩的文化人の言論が謝りだということを指摘しているだけなんだよ。」
「では、嫌嫌韓ってどういう位置づけになるわけ?」「まあ、ようするに、現実の韓国をわかっていない、化石化したアナクロサヨクってとこだな。
マンガ嫌韓流というのは、題名が過激でなんとなく一つめのグループのような気がするんだけど、実は、二つめの真面目な研究者の成果をそれなりに反映しているわけで、これを単なる人種差別というのは見当違いなんだよ。そもそも、研究者は本物の韓国はもっとヒドイ、内容が薄っぺらすぎると思っているんだからさ。」
「まあ、そうはいってもマンガなんだから仕方ないでしょ。確かにマンガ嫌韓流は韓国発の情報をそれなりに整理して読者に見せているわけで、単なる偏見に基づく民族主義的傾向とはちょっと違ってるよね。」
「はっきりいってしまうと、マンガ嫌韓流は従来の韓国研究者が発表している内容をわかりやすくマンガにしてみせただけで、特別目新しい部分はないんだ。
残念ながら、作者が売れない漫画家ということで、多少、粗雑な面があることは残念なんだけど、全体的には大きな間違いはないというのが研究者の一般的な見方だ。」
「化石サヨクが一生懸命、嫌韓流を貶めようとしても無駄ってわけか。」「嫌韓流を無理矢理批判するために韓国を持ち上げようとしても、単なるほめ殺しにしかなってないんだよ。」
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060312
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060304
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225