韓国株は売り

たまには投資のこともかかないといけないので、今日は外国株について書いてみたいと思います。といいますか、基本的にはしばらくの間は株を買ってはいけないというのがボクの基本的スタンスなので、特にどの外国株を買ってはいけないのかを書きます。

まず、中国、韓国株ですが、これは基本的に売りです。韓国株を持っている読者はほとんどいないと思われるので、買ってはならないという意味での売りです。今週のSPA!で韓国株が有望という記事を見つけたので、特に注意喚起という意味での売りです。

ベトナム株についても、基本的に買ってはならないと思います。

というのは、ボクの好き嫌いの問題ではなくて、マスコミで買い推奨している株というのは買ってはならないのが原則だからです。たとえば、最近、インベストコリアのキャンペーンをやっていますが、ようするにこれは売りたいものを広告しているという意味で売りです。韓国株をさわる必要は全くありません。

国営企業民営化するという場合は、何か重要な問題をかかえている可能性が高いので、そういう株も買ってはなりません。ようするに、NTT株と同じようなものと考えてよいでしょう。よって、中国株とベトナム株も買ってはなりません。

個人的にベトナムの将来は非常に明るいと思っているので、純粋な意味での私企業が出てくれば、これは非常に有望であると思われるので、これに投資するのは良いと思われますが、これはしばらく時間がかかると思われます。

中国の場合、現地の投資集団とか私企業といっても、民営化された国営企業と大差ないと思われるので、いずれにしても触らないのが得策です。

  • 中国、韓国株をどうして買ってはならないのか

実は、コピーをしているうちに本物より良くなるという法則があります。近代がどこから始まったのかというと、これは、もう、フランス革命であり、ナポレオン法典であるわけです。

フランスを真似て産業革命を起こしたイギリス、そのマネをしたドイツ、そのまたマネをした日本が段々と良くなってきたわけですが、そのそもそものフランスがギリシャのマネであるわけです。

そこで、日本の真似をしている韓国、中国が非常に有望であるというのが一般的な説です。
しかしながら、日本の真似である韓国、中国が日本より良くなることは絶対にありません。そういうと、それは差別とか偏見であるという人が必ずいるのですが、これは歴史をキチンと勉強してないのです。

というのは、そもそも、近代精神というのは、フランス革命に全てあるわけですが、そのそもそものフランス革命の意義や哲学をしっかりと身につけずに、外側だけマネしてもダメだからです。その証拠に、植民地をフランス化する試みは殆ど失敗しているわけです。その失敗が今日のフランスの衰退につながっているわけでもあります。

実は、フランス文化というのは衰退する文化になってしまい、これが非常に中国文化に良く似ているんですね。ところが、フランス革命の哲学を受け継いだアメリカが現在は超大国になているわけですが、これがようするに、リベラリズムということであります。

つまり、フランス革命で一番大切な部分は、近代精神であり、近代精神を受け継がずに、フランス語だけ勉強したり、フランス料理の作り方だけ覚えても意味が無いわけです。ようするに、権利関係がしっかりしてないとダメなわけです。

で、中国が一番ダメなところというのは、実は中国の学問のやり方というのが、中国の古典を丸暗記することであって、これから新しい文化を作り出すということをしないわけです。なんで、こんなことが起こるのかと言うと、ようするに、中国文化が偉大すぎて古典を読んでいるだけで一生かかってしまうわけです。

で、中国は科挙なんて面倒なことをしなくて良かった日本に抜かれてしまったんですね。

実は、これとまったく同じことがフランス文化にもあって、ようするに、フランスというのは難しいわけです。なんたって、実際には死語になっているラテン語をなんとかするってのが、ヨーロッパのインテリの常識であって、そんなめんどくさいことをしなくていいアメリカに抜かれてしまったわけです。

ようすうるに、フランス料理が偉大なフランスの象徴であり、ハンバーガーが偉大なアメリカの象徴なわけですが、実際にはフランス料理の方が美味しいのに、手軽なハンバーガーの勝ちになったということに似ているわけです。

その証拠に、科挙を導入して中国のコピーを一生懸命していた朝鮮は、ついに中国を越えることが無かったんですね。

コピーをしていると、本物より良くなるという法則は、フランス文化と中国文化にはあてはまらないわけです。

んで、アジアでも、満州人とかモンゴル人のように、中国のコピーなんて面倒なことをしなかった故に、バカにされていた連中が、中国に攻め込んで、あっさり、中国を支配するような感じになったわけです。

これは、フランス人に野蛮だとバカにされていたイギリス人とかドイツ人の方がフランスより強くなってしまった関係と似ているんですね。

実際、フランスの真似も中国のマネもしなくなったベトナムが、戦争でアメリカに勝ったのは、自分の頭でモノを考えるということができたということが一番の理由なわけです。