ホテル・ルワンダ 対中朝戦争は不可避

「でも、単なる偶然でしょ。どうしてアメリカ・リベラル派が日本軍事大国化を画作する必要がある?」「そもそも、この前の戦争が終わって日本を武装解除して東洋のありふれた小国にすることを決めたのはアメリカ・リベラル派だよね。」

「米ソ対立、朝鮮戦争勃発がなければそうなってたはずなんだよ。」「日本人なら誰でも知ってるアメリカ大統領と言えば太平洋戦争を指導したルーズベルトトルーマンだし、民主党政権だったわけだからね。」「なにしろ、日本を占領統治してた時代はリベラル勢力が強かったわけだからね〜。」

「日本人から見るとマッカーサー元帥が偉い人だったんだが、彼よりもエライのが大統領で、マッカーサーを解任しちゃったことは当時の日本人にとっては驚きだったんだよ。」「当時の日本人にとって、マッカーサー元帥は十分にリベラルで進歩的だったんだが、彼は軍人で共和党員だった。大統領になる気があったのに成れなかったんだよ。」

マッカーサー元帥みたいなエライ人が大統領になれないアメリカという国はどういう国なんだと思ったんだよな。当時の日本人は。」「マッカーサー元帥なんかよりずって偉くてリベラルなのが、当時のアメリカ大統領だったんだ。」「日本の反戦平和運動を作り、育て、指導したのは、アメリカ・リベラル派なんだ。」「やっぱり、あり得ないよ。」

「でもね、逆に言うと日本を一番良く知っているのはアメリカ・リベラル派だとも言えるんだよ。」「でも、当時、日本に来たのは軍人がほとんどなんだよな。」「軍人と言えば保守なんだよね。」「普通はそう思うかもね。日本では軍人というと右翼、危ないというイメージがある。アメリカでも似たようなイメージはある。」「ということは共和党支持者じゃないのか?」

「ところが、そうとも言い切れないんだよ。」「そもそも、反戦平和運動とかリベラルってのは何を基盤としているのだ?」「戦争いった奴なら戦争がイヤになるってこと?」「確かにそういうことなんだが、ただ、アメリカの場合はもっと複雑な事情があるんだよ。」「階級社会だから、金持ちのために貧乏人同士で殺しあうのは馬鹿馬鹿しいという立場はあるよね。」

「実際、戦争では兵隊が良く死ぬし、将校は中々死なない。兵隊は貧乏人出身で将校は地主とか富裕層の出身が多いよな〜。」「当たり前だが、軍隊は将校よりも兵隊の方がずっと多くて彼らは貧乏人だ。」

「新兵訓練で、軍隊は実力だとかみんな同じで差別が無いとか言うだろ。」「ああ、フルメタルジャケットで軍曹が、「お前らは白人でもユダヤ人でも黒人でもない。平等にただのクソだとか言うよな〜。」

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「でも、パウエルのように黒人でエラクなっちゃった奴もいるだろ。」「でも、そんなのはあくまでも例外なんだよ。」「ライスみたいに黒人女性で国務長官になったからといって、現実のアメリカに差別が存在しないわけじゃないからな。」「しかも、それは最近のことだろ。」

「で、結論を言っちゃうと、大戦当時の職業軍人ってのはキリスト教徒の白人が多いんだよ。」「あれ、軍人は貧乏人の黒人がなるんじゃなかったのか?」「それはあくまでも最近のことなんだよ。」「そもそも、黒人は銃を持つのはやなんだよ。」「黒人は銃を撃つのが好きなんじゃないのか?」「それはあくまでも映画の話なんだよ。」「中には銃を撃つ黒人ギャングもいるだろ。」「だから、それは例外。」

「ということは、ハリウッドというのは、黒人を悪者にしたてあげるために乱射する黒人が登場する映画を作るのか?」「実は、その全く逆なんだよ。」「本当は、黒人は銃を持っちゃいけないから、映画の中ではガンガン撃たせてやるってことなんだよ。」

「あ〜、つまり、東條のジレンマと全く同じ構造じゃないか。」「そうなんだよ。黒人というのはいかにも危ない奴に見られちゃうから、銃なんか持ちたくないんだよ。」「銃を持ってる黒人ってだけで、白人警官に撃たれちゃいそうだよな。」「じゃあ、銃を持ってる白人はどうすんだ。」「別にどうもしないだろ。」「アメリカは銃社会だからな。」「白人だけの。」

「でも、制度上は黒人が兵隊になっても銃を持ってもいいんだろ。」「制度上は差別はないことになってるからな。」「でも、近所に軍隊あがりの黒人が居たらどうする?」「要注意人物としてマークされちゃうよな。白人警官に。」「徴兵制なら拒否できないから、なおさらイヤだよな。」「なんでなりたくも無い兵隊になった俺が要注意人物なんだよ、って突っ込みはいるよな。」「がんがん突っ込むだろ。」

「じゃ、日本人の立場はど〜なんだよ。」「黒人以下かもしれないな。」「少なくとも、戦時中までは確実に日本人の立場は黒人以下だったんだよ。」

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060312
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060304
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225

「でもさあ、明らかに妄想だろう?」「アメリカ・リベラル派の政策が日本の軍事大国復活を目指し、核武装させて北朝鮮をたたくってことになっているって話は、俺だって何かの間違いだと思いたい。」

コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア

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「俺は、マドンナの「ソーリー」で日本語だけじゃなくて、他の外国語で「ごめんなさい」といっているのは、単なるカモフラージュだと最初は思ったんだよ。」「外国語で日本語でだけ「ごめんなさい」と言っちゃったら、露骨すぎるからな。」「でも、違うんだ?」


「フランス人、スペイン人、オランダ人、イタリア人、日本人、インド人、ポーランド人、ユダヤ人の言葉で「ごめんなさい」ていうから、「これは俺たちの言葉だからうれしいな。でも、俺たちはマドンナが好きだからCDを買ったんだよ。マドンナが謝るのはおかしいだろ?」と思うから、歌詞の訳を読むだろ?」


「歌詞の内容は、「ゴメンナサイって言わないで。」ってことだから、別に俺たちは謝ってないから、これは俺たちに言ったんじゃない、って思うな。」「いつも謝ってるのは日本人だから、日本人に向けて「謝るな」って言ってるって事なんだと。」「じゃ、日本人以外の俺たちにマドンナは何を言いたいんだ。」「そりゃ、日本人は敵ではないってことだろ。」「でも、なんでそんな当たり前のことをいまさら言うんだよ。」「だいたい、日本に一番近いインドでさえ、すげ〜離れているんだぞ。」「日本が敵なわけないだろ。」


「そら、フランス語、スペイン語、イタリア語は英語圏と敵対していて、米英と戦った日本は敵ではなくて味方だろう。」「唯一の英語圏の国であるインド人は反英闘争を闘ったから、日本人の味方だな。」「ポーランド人はロシアと戦った日本の味方だろ。」「ユダヤ人はキリスト教徒でもイスラム教徒ではない日本人の味方だよ。」「俺たちは日本人の敵ではないのは当たり前のことだ。」 


「つまり、これは日本が敵か味方かなんて話しじゃなくて、敵が誰かを名指しすると露骨すぎるから、敵が誰かを暗示するってことなんだよ。」「じゃあ、敵は誰なんだよ?」「おい、何で日本人に謝れと言っている中国、韓国・北朝鮮の連中の言葉が入ってないんだ?」「中国語と朝鮮語が入ってないのは、明らかに不自然だろ?」「朝鮮人は数自体が少ないからいいとしても、マドンナは中国にCD売らなくていいのかよ。」「中国人は人類の五分の一もいるんだぞ。」「つまり、俺たちの敵は、中国人と朝鮮人だってことなのか?」


「おい、地球儀を見てみたら、ヨーロッパ、イスラエル、インド、日本、アメリカで中朝包囲網か完成したぞ。」


「じゃ、ロシアはど〜すんだよ。」「ロシアは元々、中国の敵だからいいんだよ。」「ロシアには中央アジアという緩衝地帯があって、こいつらはイスラム教徒で中国人はここを簡単には突破できないんだよ。」「中国国内のイスラム教徒を刺激するのは、中国人にとっても得策ではないからな。」「他の国境もイスラム教徒で囲まれているな。」


「同じ理屈でベトナム語が入ってないのは理解できるな。」「もともと、アメリカ・リベラル派ベトナム反戦運動ベトナムを助けたから、ベトナム人に謝る必要はないんだよ。」「中国ベトナムに侵攻して撃退された敵国だから、反中国という意味でも味方なんだし。」


「つまり、この「ソーリー」という歌は世界中が日本と同盟して中国、朝鮮をたたくということなのか・・・・」