人民解放軍が独創するのは当たり前

切込隊長の？→人民解放軍が独走って、それって国家が管理している軍隊じゃないってことなのでは。

人民解放軍は党軍であって、国軍ではないんだよ。人民解放軍を統制しているのは、共産党であって、国家ではない。一応、全人代が中央軍事委員会の主席を選出することになっているが、実質的には全人代イコール共産党である。

中国の政治システムは共産党が国家を指導することになっていて、その共産党の権力の基盤は人民解放軍だから、事実上の中国の最高権力者は人民解放軍の主席である。

ちなみに、ナチスドイツの親衛隊もソ連の赤軍の単なるマネ。

まあ、日本で言えば征夷大将軍ってところだな。その「夷」って日本のことだから、反日工作をするのは当たり前〜。

中国以外のアジア諸国でも、軍が事実上の最高権力であったり、それに近い存在であるケースは良くある。政権交代が民政と軍政の間で発生したり、武装勢力がそのまま政党になっていたり。日本のように、軍事組織と政治がきれいに分かれている方が実は珍しいんだよ。

最近は中国経済の自由化で、西側諸国と同じような国になるのではという期待があるが、政治システムの本質が変わらない以上、中国とうまくやっていくのは難しいと思われる。