3月安4月高の季節性

機関投資家&金融機関は本決算月である3月にかけ、ポジション調整や益出しなどの売りを先行させるのが常であるし、昨今ではこの時期、持ち合い解消の売りも高水準となる(ただし厳密に言えば、持ち合い解消売りが最もかさむのが2月、その次が8月であることが多い。それぞれ、本決算月、中間決算月のひと月前だから)。しかしながら4月になると、決算に絡んだ売りが一巡する一方、機関投資家は4月スタートの新規ファンドの運用を開始する。持ち合い解消に伴う売り圧力についても、決算月が終われば一段落する。
渡辺幹夫のエトセトラ(運用にまつわるあれこれ)

決算の関係で株には3月安4月高の季節性があるという。もちろん、株と為替、商品は異なるが、全く関係ないとも言い切れないと思う。 このところの商品安、円安も季節性が関係あるかも知れない。