ルイビトン好調で景気減速を予想してみる

LVMH:4−6月期は15%増収見込む、日本での好調などで-CEO
  6月13日(ブルームバーグ):高級ブランド品最大手、仏モエ・ヘネシールイ・ヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)は13日までに、第2四半期(4−6月)の売上高の伸びは第1四半期(1−3月)の15%と同水準との見通しを示した。

ていうか、高級ブランドの売り上げの大半がアジア地域、特に日本であることは周知の事実。これで景気が良いと考えるのは、間違いで、実は景気減速の先行指標になるんだよね。

なんでかというと、景気拡大の最終局面で消費が伸びるわけだから、そうなればそこが天井だということ。多くの人が気付いていないでブランド志向になっているのだが、むしろ、ブランドを求めるのは下流の行動なんだよ。

なんでかというと、そもそも、上流というのはブランドには興味がないから。「パンがなければお菓子を食べればいいのに。」といったのはマリー・アントワネットだが、そもそも、上流というのは有りすぎるほど持っているわけで、新たに消費しようという動機がないんだよね。だから、お腹を膨らませるよりも、お口が満足すればそれで良いという考えになる。

だから、景気拡大で消費志向になるのは下流の行動で、下流にお金が回ってきたということは景気拡大の最終局面であるといえるわけ。