Vフォー・ヴェンデッタを見た

世相を反映した映画のようにも見えるが、原作のコミックが発表されたのは80年代のサッチャー政権のときであったというのが興味深い。当時のイギリスではファシズムへの警戒感が強かったようだが、人事ではないような気もする。

主人公は政府の施設を爆破するテロリスト。イギリスでは1605年11月5日の火薬陰謀事件の実行者ガイ・フォークスにちなんで、花火を打ち上げる習慣があるそうだが、そのガイ・フォークスの仮面を付けて、爆破を企てる。

立場によって、ガイ・フォークスを単なるテロリストと見る人や、自由のために闘った人と見る人がある。