やっと嫌韓流の反論があがってきました

http://d.hatena.ne.jp/rir6/20050808/first

で、冒頭陳述からして日本を守るためという言い訳をかましていますが、別にそんなに守ってもらわなくちゃ滅んでしまうようなヤワな日本でもないんです。

先日、外人パブでロシア人の出稼ぎホステスと話をしたのですが、「日本人はロシア人と違って愛国心が低いですね。」といわれて、「日本は民主主義ですからね。それは良いことなんですよ。日本では自分の国の悪口を言ってもつかまりません。ロシアでは昔、自分の国の悪口を言ったら捕まったでしょう。」「ロシアでも今はなんでもいえます。」「それに、お札を見てください。日本のお札には文化人の顔が載っています。日本人にとって天皇とはとても大切なものだから、大切なものは仕舞っておくんですよ。」「お札に載せたら汚れてしまいますからね。」ということで、納得した様子でした。

日本人は日本のことをあまり自慢しません。むしろ、外国人に対しては日本はつまらない国だという傾向があり、外国人にとっては、それが不満な理由にもなるようです。なにしろ、自分の都合で日本に来た人たちに、日本はあなた方がくるような面白い国ではないといえば、これは形を変えた排外主義のようなものでしょう。

日本にも愛国心はあるが、それを普段は隠しておくのが日本人の心情です。「愛国心はならず者の最後の拠り所」と言う格言がありますが、いちいち、日本を守るためにという前置きをしなくちゃいけないというのは、それなりのやましさというか、良心のとがめがあるということなのでしょうか。

それから、彼女にはもうひとつ国の成り立ちを説明しました。
日本は大陸を嫌って逃げてきた人たちが作った国であることを。
ベトナムは中国を嫌って漢字を廃止した国であることを。

国が国として成り立つのは、他所の国との民とは一緒には住めず、同じ民族と一緒に住むことが心地よいという前提があります。これは国民的な心情としては当然のことであり、差別ではありません。
なりよりも、韓国人自身が戦後日本人を強制送還したことでこれを支持しています。
日本人は色々な国に移民しましたが、もっとも悲惨な運命をたどったのが、大陸への移民でした。
この、ナショナリズムという点において、日本は韓国などよりも他民族に寛容な国であり、日本のみを批判して韓国の反日感情を肯定するのは、自己矛盾以外の何者でもありません。
たとえば、中国人は世界中どこへでも移民していく人たちですが、韓国だけにはチャイナタウンがありません。
この事実を無視して、ナショナリズムについて日本のみを見て、韓国の実態を無視しようというのは、おそらく、白人がアジア人を見るように、韓国人を同じ人として見ていないのでしょう。
なにしろ、猿の行儀を批判する人はいませんからね。