反日カードが有効ではないということか?

中国当局の姿勢がかなり軟化しているようですね。地方政府レベルでは反日デモ被害に対する補償の話もでているようす。日本政府も一応、面子があるので言ってみただけという感じだろうけど、意外に中国当局の対応が早いので面食らっているのではないかな。

この問題は日中両国のアジア諸国に対する覇権の問題とみるべきで、反日機運を盛り上げることで、アジア諸国での道徳的なリーダーシップを狙ったものということじゃないだろうか。40年前ならともかく、現状での反日運動というのは、やってもあまり意味がないどころか、中国の民度の低さを露呈することになり、是が非でもオリンピックを成功させたい中国当局としては、外資が懸念するような極端な行動はつつしむべきという判断なのだろう。