売春宿の子供たち

今年のオスカーのドキュメンタリー賞を受賞したのは、BORN INTO BROTHELSだそうだ。


Kids with Cameras

作品自体は見ていないので論評を避けるが、まずは、この映画を撮ったこと自体に敬意を表したいと思う。テーマは非常にありふれたもので、「子供にカメラを渡して写真を撮らせてみよう。」というものだ。ただ、その子供がインドの売春宿で働いている女の子供たちだというだけである。

インドといえばカースト制度のある国なので、日本のように普通の女がちょっと風俗で働いてみたり援助交際をして小遣いを稼ぐというのとは違う。生まれたときから売春宿で働くことを宿命付けられた子供たちである。

そのことはインドとは何のかかわりも無い自分でも知っていることだが、欧米のNGOはそんな子供たちに教育をしてもっと違う仕事につくチャンスを与えようとしている。これはほとんどムダなことである。


冒険投資家 ジム・ロジャーズの世界大発見

ジム・ロジャースによれば発展途上国におけるNGOの活動は非効率でムダであるばかりでなく、かえって有害であるケースも多いという。NGOは新しい植民地主義であるという指摘もある。

植民地主義キリスト教の布教活動から始まったことを想起されたい。