はっきりいってあまりやる気がない

僕は年中休みだから五月病ってわけじゃない。
去年の今頃と比べてもやる気がない。

結果論だが、先週の値洗いの良いところで仕切っておけば良かったのに、そのままずるずるとポジションを維持して値洗いがマイナスに転落してしまった。

なぜ、そうなったのかというと、それなりの理由がある。
東京ガソリンがすでに逆ザヤになっているため、中部ガソリンでの逆ザヤ狙いというのは基本的に間違っていないはずなのだ。これから夏の需要期に向かうため、需要期の7月限が非需要期の11月限よりも安いのはどういうことなのか理解に苦しむところではある。

ちなみに、先週末終値でいうと、中部ガソリン7月限と中部ガソリン11月限のザヤは2390円ある。これが同ザヤになるだけで2390円取れるわけだ。中部で一枚ずつ建てたとしても、4万7千8百円取れるわけである。

季節的な傾向でいくと、六月から八月までの三ヶ月間はドライブのシーズンである。旅行シーズンであるため、ガソリンの消費量が増える時期なのだ。そんなわけで、ガソリンの在庫を積み上げて夏の旅行シーズンに備えなければならないため、6月というのはガソリン価格が高騰する時期である。秋に向かう時期になるとガソリンの需要が減るわけなので、八月頃にはガソリン価格が下落する。

このような傾向は冬にもあり、9月から10月頃に灯油価格が高くなり、1月頃には安くなるのがパターンである。

オイルの鞘取りというのは、このような季節的な傾向を理解していれは、ぞれほど難しい取引ではない。

ところが、である・・・・。

中部と東京なら高速を使えばタンクローリーは4時間くらいで移動できるはずなので、あんまり極端な価格差が出るのはおかしいのだが、どういうわけか、東京ガソリンは逆ザヤで中部は順ザヤなのである。