ひきこもりを殺しちゃった人たち

ひきこもりを救うと称するNPOが施設に拉致監禁して被害者は死亡。滅茶苦茶ですな。

http://www.ntv.co.jp/supertv/01_week_contents/050801/this_week/30sec.html#

被害者の親はテレビで見てそのNPOに依頼したようなんだが、そもそも、ひきこもりを単なる怠け者とみなして根性をたたきなおすというやり方がおかしいと思うんだよね。でも、どういうわけか暴力で解決すると思っちゃう人が実は多い。

で、これまたどういうわけかNPOがヤクザの新たな金儲けの手段になってる事例もこれまた多い話だ。

それにしても酷い話だと思う。

日本は八年連続で年間自殺者が3万人超える見込みだということだ。ということは、この八年間だけ見ても24万人死んでいることになる。ということは、もうこれは事実上の内戦だってことなんだよね。

なぜ、これだけひきこもりとか自殺者が多いかというと、日本社会ってのが、弱者に対する思いやりがかけているってのもあるけど、将来に対する希望が持てない社会だからなんだよな。

格差を恐れるなとかいってる首相が三代にわたる世襲議員で社会人経験がないってのがもうダメ。国民の実力がはっきできる社会にするっていうなら、少なくても議員とか会社役員は世襲にしてはだめなんだと思うよ。

昔の殿様は家来に「くるしゅうない。」と「よきに計らえ。」の二言しかいわなかった。実務は実力のある家来に任せていたからそれで良かったのである。

商人も、才能のある従業員に経営を任せるのが当たり前だったし、江戸時代からの老舗とかでは、創業者一族は経営にかかわらず、丁稚から使えていた番頭さんに実務を任せたり、独立させたりするのが普通だったんだよ。

昔はもちろん、階級社会だったんだが、権力と経済が分離されていて、武士だからといって裕福とは限らず、武士よりも財産をもっている商人とか農民なんてのもいた。

階級は固定されておらず、農民の出身でありながら、武士になって出世した者も珍しくない。幕末の勝海舟もその一人である。

勝海舟
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E6%B5%B7%E8%88%9F#.E5.87.BA.E7.94.9F.E3.81.8B.E3.82.89.E6.B5.B7.E8.BB.8D.E4.BC.9D.E7.BF.92.E6.89.80.E6.99.82.E4.BB.A3

本所亀沢町(東京都墨田区両国)の生まれ。曽祖父は越後国三島郡長鳥村(現・新潟県柏崎市)出身の米山検校(盲人・銀一、山上氏)といい貧農の家に生まれ、盲目の身でありながら江戸へ出て高利貸しで巨万の富を得た。その後旗本男谷家の株を買い子の平蔵に継がせ男谷検校をなのった。男谷平蔵の三男が麟太郎(海舟)の父・小吉である。勝家は小身の旗本で、父小吉は男谷家からの養子である。小普請組という、無役の旗本であった。幼少時には男谷の親類、阿茶の局の紹介で11代将軍徳川家斉の孫初の丞(後の一橋慶昌)の遊び相手として江戸城へ召されている。


世の中はどんどん進歩しなくちゃいけないのに、逆行していると思うね。
学校や会社で酷い目にあって家に逃げ込んでもそこで殺されちゃうんだったら、殺される前に殺した方がいいんじゃないだろうか。