事大は竹島から尖閣諸島に続く

「いちおう、海上保安庁竹島近くに派遣するはずだった調査船なんだけど、韓国側との手打ちと言う形で測量取りやめになったね。」
「まあようするに、韓国にも日本にも事大主義な人たちがいるわけだけど、竹島問題は日韓の境界を確定させるという問題もあるけど、尖閣諸島海洋資源問題もあるわけで、この問題を単なる海図の作成にともなう事件に終わらせてはならない。」

「まあ、基本的に日本の政党は外国の言いなりになってしまっているからね。」「嫌韓流という動きが最近、表面化してきているのは、むしろ、日韓関係が正常化しつつある証でもある。日本が韓国を支えてきたのは中国やソ連に対して韓国を防波堤に使おうという考えもあったのだが、その一方で財界の利権という部分もある。
しかし、普通の感覚ならこんなバカな国と付き合ってどうするというのが当たり前の感覚なのだが、だんだん、みんながマトモになってきているということだ。」

「実際問題、中国や韓国の経済成長に日本が貢献している部分は非常に大きい。」「しかし、一部産業界の利益のために日本の主権を外国に売り渡すようなことはあってはならない。イギリスにとってフランスというのは、一応、西側同盟の一員のはずなんだが、同時に、潜在的には敵国であるという感覚もある。
だからこそ、イギリスは大陸には進出せず、海軍国のメリットを生かして海に向かったわけだ。日本も大陸とは付き合わずにいた方が幸せだったんだが、大陸に向かったことで泥沼の戦争に巻き込まれて自滅してしまった。日本は島国なんだが、どういうわけか発想が陸式だから、大陸に進出しようという考えになる。」
「昔は英仏で競争して世界を分割していたわけだしね〜。実際、今回は韓国の圧力にまたしても押し切られた形になるのか?」
「いや、竹島問題なんて普通の日本国民にとってはそれほど大した問題ではなかったわけで、図らずも、韓国は領有権問題で日本と対立している潜在的な敵国であることを明らかにしてしまったのだから、これは韓国外交にとって大きなマイナスだろう。
韓国自体が日本資本なくして存在し得ない体質にあることを考えれば、法的な主権はともかくとしても、実質支配していて、日本にとって無いも同然な竹島問題を騒ぎ立てて日本の世論の嫌韓気質を煽ったのは、日本のウヨクにとって、まさにカミカゼという感じになるだろう。化石サヨクがますます馬鹿にされてしまう結果にもなった。
そういう意味で、調査船といいながら日中韓という国のあり方が非常にわかりやすく浮き彫りになったということで、非常に意義は大きいと言える。この問題で日本が失ったものはなにもないのだが、韓国が失ったものは大きい。
おそらく、このまま日本が韓国に対して強硬な姿勢をとり続けると韓国の政権は持たないだろう。現在の親北反日政権を支えるメリットは何も無いわけで、あえて調査船を派遣しなかったことで、これが日本外交にとって強力なカードになった。」
「そういえば、中国は竹島問題ではあまり発言しなかったね。」「まあ、簡単に言うと中国にとっては反日というのはあくまで損得勘定なんだな。韓国の反日は中国にとってメリットが無ければあっさりと韓国を見捨てるということだ。」