ドイツ人は本当に反省しているのか?
毎年この時期になるとうんざりするようなテレビ番組が満載になります。
- 作者: トラウデル・ユンゲ,足立ラーべ加代,高島市子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2004/01/25
- メディア: 単行本
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ヒトラーとナチズムが近現代史において、人々に非常に大きな衝撃を与えたことは間違いなく、ヒトラーに関する出版物が一定の人気を誇っていることもまた事実です。
- 作者: ヨアヒム・フェスト,鈴木直
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 単行本
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これを見てつくづく思うのが、「ようするに、これってまんじゅう怖いってやつなんじゃないの?」ってこと。ドイツ人はやっぱり、ヒトラーを語ることが好きなのだ。で、最後に、「ヒトラーのユダヤ人虐殺は許せない。」 といいさえすれば、全てオッケーだという感覚。
これは、まんじゅう怖いといいながら、出されたまんじゅうを全て平らげて、「最後に一杯のお茶が怖い。」というのに似ている。
良心的?なドイツ人にしても、あからさまにヒトラーを賛美しないまでも、「アメリカの原爆投下は戦争犯罪だ。ソ連軍はクソだ。」という形で、婉曲に連合軍を非難して枢軸側を正当化しようとする人は少なくない。