澤上篤人・特別講演会
「外為どっとコム」 主催セミナーに行ってきました
今回はあの、さわかみファンドのさわかみさんのお話でした。「外為どっとコム」で株の話というのは、株の投資家に対するPRということなのでしょう。今回は軽食とお茶と本をもらいました。これで無料なんだから、たまりませんね。
本は何冊か並べてあってその中から選べるのですが、ぼくがもらったのはこれ。
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ペンタゴンチャート入門―神秘の株価予測法
今後のセミナーの予定はこちらでチェック可能です。
「外為どっとコム」 主催セミナー
さわかみさんの話はとてもシンプルでわかりやすいですね。
質疑応答の一部をメモしました。聞き間違いが多少あるかもしれませんが、そのまま掲載します。
★投資のリスクについて
どんな商売でも最初にお金を手放さなければならない。だから、どんな商売でも最初は損をする。100円で仕入れたら100円の損だが、110円で売れば差し引き10円が儲かることになる。
★現在の株価は天井なのか?
長期投資には生活感覚が必要。指標はみない。中途半端に数字をいじらない。株価があがっても周りの人が好景気を実感できなければ景気は良くないということだ。
数字よりもアバウトな感覚で見る。
★がんばっている会社をどうやって見つけたらよいのか
がんばってる会社を見つけるのは難しい。五年はもてる会社を選ぶ。
銘柄選択は全体の二割、業界研究三割、社会研究は五割。
ピンポイントはない。最近、エネルギー関連が伸びているからいうわれけではないが、自分はエネルギー関連と環境を三十年研究してきた。
エネルギー関連。地球規模でのニーズ。環境。大きなテーマありき。エネルギーのニーズが減るわけがない。
長期投資は知的ゲームである。
★五年持てというが、99年から投資をはじめて日経平均7000円のときに買って1万2千円になったから、五割の儲けだがここでやめるべきか継続すべきかジレンマがある
→自分のリズムを大切にする。全部自分の勝負。ここで手仕舞いをしたら五割取れるが、今後、上がってしまったと思って、また買うのは相場に買わされていることになり良くない。
もし、今回手仕舞いをするなら、それ以後に多少、上がったとしても買うべきでなく、次回の不景気まで待つべきだ。
★中国、インドの成長経済に投資は
→勉強が難しいことはやらない。わからないものは資金の一部しか投入できないが、投資金額の一部ではいくら上昇しても残りの資金が遊んでいるわけだから、全体的には儲からない。
トヨタ、ホンダに投資すれば間接的に中国に投資したことになる。優秀なスタッフが綿密に調査して投資している会社の株を買うべきだ。海外にしっかり展開している会社に投資する。ネスレはスイスの会社でスイス国民が株を持っているが、ネスレの売上でスイスの分は約10%ほどしかない。スイス国民がネスレの商売をチェックしている。コーポレートガバナンスが重要。
★天井では売れない、底では買えない。どうしたらよいのか。
→天底はわからない。天井とか底とか忘れましょう。みんなが悩んでるときは下がる。馬鹿になって買うと売りが吸収される。上がってからあわてて買う人がいるから上がる。
平均株価はみない。個別株だけみる。
★介護ビジネスはどうか
介護を必要とする人は増えるが、介護をする人は減る。人が減るビジネスは難しい。
★一部上場企業を中心に投資されているようですが、グリーンシートは
→興味はない。大軍を動かす感覚でやる。50パーセントはキャッシュのつもりでやる。