商品先物を外貨預金として考える

国際商品価格は為替に影響を受ける。金はユーロと似たような値動きをするので、一種の外貨預金のようなものとして考えてみる。


★取引コストについて
これが非常に安い。たとえば、金一キロが150万円として、ホームトレードで 買って売った場合の往復の手数料は商品先物取引会社によっても違うが、千円から数百円くらいのものである。

金は金利がつかないではないかという人もいるが、先物で買った場合は金利分が安くなることが普通(例外もある) なので、実質的な利回りで考えれば金利分が得になることもある。


★外貨預金の場合はどうか?
この外貨預金というのが非常にコストが高いのである。たとえば、外貨預金で一万ユーロを運用した場合、決済するまでに三万円もかかる!

つまり、外貨預金と同じようなことを金で運用した場合、取引コストが何十分の一にもなるわけだ。

フジフューチャーズ「Venus(ヴィーナス)」