ヤクザリセッション
結論からいえば、小泉政権では改革は不可能である。なぜ、小泉政権は改革をすすめようとして、なぜ、改革がすすまないのか?
それは、この一冊を読めば他はいらないというくらい重要な問題を指摘している。
なぜ、日本は不良債権の処理ができないのか?日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日 (光文社ペーパーバックス)
- 作者: ベンジャミンフルフォード
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それは、多くの不良債権にヤクザが絡んでいるからである。すなわち、日本の不況は「ヤクザ不況」the Yakuza Recessionなのだ。
日本の現存する不良債権は、とても銀行の力だけでは解決できるものではない。そんなことは、銀行の幹部ならみな承知しているし、財務省、金融庁、日銀の幹部たちから、政治家たちも先刻承知しているはずである。なぜなら、彼らはほとんどがヤクザと関わってきたし、いまも関わっているからである
これは、別に怪しげな話ではなく、アメリカの国務省レポートに書いてあり、日本の自称改革勢力はアメリカから付きつけられた国務省リポートに基づいて改革を実行しようとしている。というのは、そもそも、国務省にこの問題を突きつけたのは、外資系金融機関だからであり、彼らは日本の政治家にも多額の献金をしているのである。
その一方で、小泉政権は自民党の政権であり、自民党は抵抗勢力からも献金を受け取っている。
つまり、小泉政権では改革は不可能であり、改革をすべきであれば、まず、政権交代を実行しないと話にならない。