MTVアジアエイド津波被害救済のため立ち上がる

http://tv.reuters.co.jp/ifr_main.jsp?st=1106261754391&rf=bm&mp=WMP&wmp=1&rm=1&cpf=true&fr=121604_050020_17d5d2ax100dd955c4dxw4552&rdm=186768.2441521314
オタクは世界でアニメが認められているなんていいますが、やっぱり、アメリカのエンタテインメントの方が一枚上手ですな。
やっぱり、こういうときに一番はじめに行かないとダメでしょ?
アジアでも地上波の他にケーブルTVが普及しているけど、圧倒的にアメリカのチャンネルが多い。タイのテレビを見てればわかるけど、いまじゃ、韓国のドラマの方が多いくらいだ。台湾は日本語世代が多いのと、NHK衛星放送が受信できるから日本の番組も人気があるようだけどね。

アジア市場はアメリカの芸能界ではドル箱だから、こういうときの動きも早い。
日本は結局、金は出すんだけど、アメリカに言われてから出すんだよね。日本製品を買ってもらうことで僕らは商売ができるのだから、こういうときには一番最初にいかなきゃダメだ。

アジア通貨危機のときも、タイのタノン蔵相が金融支援を受けるため、最初に日本にきたけど、助けてもらえずに、次はオーストラリアにいった。そして、オーストラリアの仲介で日本がお金を出すことになった。それでは、タイはは感謝しないでしょ!
これで、タイは貴重な10日間を無駄にした。これでは日本は誰にも相手にされなくなる。
たとえて言うなら、隣の家が火事で大変なときに、お隣さんから火消しを頼まれて断り、町内会の会長に言われてから火消しにいくようなものだ。会長よりも多く働いても、実際に感謝されるのは火消しを指揮した会長である。
タイは今回津波被害で日本の援助を辞退したけど、「いやいやならいらない!」って感情がないとはいえない。タクシン首相も日本のODAは興味が無いといっている。受ける側にとって、あんまりありがたくないお金なんだよ。

ブッシュ大統領も当選して一番はじめの外遊でメキシコにいってるんだよね。
日本のマスコミは、ブッシュはまず近い方から外遊を始めたと報じたけど、全くわかってない。
メキシコ経済が破綻すると、メキシコに投資しているアメリカの投資家が損するから、アメリカのメキシコ政策は重要なんだ。クリントン政権財政再建中で自分とこも大変だったんだが、メキシコ危機のときにはちゃんと金を出している。

2.アジアの繁栄は自分たちで守る覚悟を持て 衆議院議員 渡辺喜美
http://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/1999/reader_a.html

 まず、得られる教訓は、アメリカは今回のアジア危機に際して、何をしてくれたか。97年7月にタイがIMFに駆け込み一連の救援パッケージを組んだが、この時アメリカは資金提供をしていない。また、その後のインドネシア・韓国のパッケージでは、二線準備と称して、とりあえずの資金が不足した時に支援を約束したのみであった。アメリカは今回のアジア危機に際して、未だ1ドルの支援も実施していないのだ。そのうえIMFへの増資ですら、実際の支払いは議会の承認で1年以上遅延した。

 私はここで、アメリカ政府の批判をしているのではない。アメリカは、94年のメキシコ危機の時は200億ドルに上る緊急支援を即座に実施し、98年のブラジル危機でも応分の負担をしている。途上国の危機に際して支援はしているのである。ただしそれは、米国企業が多く進出し、自分たちの国益が危ない時に限る。これは、日本がとやかく言う問題ではなく、国際政治の常識である。従って、我々アジアの国は、自分たちの利益は自分たちで守るという極めて当たり前の発想を今回の危機を通じて再確認する必要がある

ポチ保守アメリカのことばかり考えているけど、それじゃダメなんだよ!