2006年のドル円相場は1ドル=161円

黄金の相場学 2005~2010

黄金の相場学 2005~2010

本当にそうなるかどうかは別として、そういう見方もあるということで。
著者の若林 栄四氏によれば、ドル円は今年の2月14日に102円から105円くらいで底打ちし、あとは円安トレンドになるという。
いまのところ、確かにそんな感じになっているような気もします。ドル円が102円台を防衛すれば、あとはショートカバーが入るに違いありません。
ボクは正直、円高説の方が有利かなと思いますが、理屈よりもトレンドです。
2月にはFOMC金利を上げてくるでしょうから、このタイミングで金利が上昇するのが、ドル人気が高まるのか、それとも、インフレ懸念のためトリプル安となるのか?
ただ、気になるのが、アマゾンのデータによると、この本と、この本をセットで買う人が割りと多いらしい。ちょっと煽られすぎという気もします。
浅井隆といえばこんな本を出していたんですけど、とっくに2003年過ぎているんですが・・・。マーケットプレイスで一円とか言われてるしw
浅井氏に煽られて4年前にドル外貨預金をした人はほとんど損しています。浅井氏のドル買い推奨は若林氏の著書が元ネタになってるんですよね・・・。
当時、このタイミングでドル定期預金はリスクが高すぎる、どうしてもドルを買いたいのなら、為替証拠金取引の方が良いといったのですが、ドル定期をする人を止められませんでした。
ドル定期預金は途中解約するのが面倒だし、かといって、ドル普通預金をしても往復で二円も為替手数料が発生するので、頻繁に売買するには向きません。とても、リスクが高い商品なのです。
そんな浅井氏ですが、何冊も本を出して結論はいつも同じ。「これが秘伝!某英国系商社の商品ファンドを買え!これを買うには第二海援隊の自分年金クラブに入れ!」
いまや、これは秘伝でも秘密でもなんでもなく、アマゾンのレビューでばらされちゃってますw
え?見たいですか!ちょっと引用しておきましょう。

インターネットで投資信託にアクセスしてみよう, 2004/01/06
レビュアー: 座敷童子 (プロフィールを見る)   Japan
この本で言っているADPはMAN Investment Productsの投資信託です.実際にこの投信の成績を見るにはどうすればよいのでしょうか?Manのホームページはアメリカのヤフーで「ManInvestments」で検索すれば出てきます.日本なので「Other areas」を選んでください.個人ですから「Private Client solutions」をクリック.同意書を読んで「AGREE」をクリック.「Products&Performance」の中の「All Products-Price/Performance」をクリックするとManのファンドの成績が出てきます.上から33番目の「Man AHL Diversified plc」がADPです.名前をクリックするとファンド情報が出てきます.「Key Fact」を見ると最低投資額は3万ドルです.高いですね.お金があってもファンドを購入するには代理店を通さなくてはいけません.直接Manに聞いてみてはいかがでしょうか?下巻の書評では手紙の書き方の一例を書きます.

ボクもちょっとみてみました。
https://www.maninvestments.com/products/funds/adpfund/performance/performance.jhtml?fundid=6&benchmarkid=&selectedcommentarytitle=&chartperiod=fiveyears

この五年間のパフォーマンスを見ると、確かに順調に上昇しているようには見えます。ただ、実際には為替が相当動いているので、浅井氏に払うお金とかコストを勘案するとそれほど儲かってはいないでしょう。

それに、実はこのADPは三井物産で「アセットトライ」という名称で円建てで小口で販売しています。http://fund.mitsui.com/assettry/index.html
「アセットトライ」のパフォーマンス→http://fund.mitsui.com/assettry/perform.html


もちろん、浅井氏は「三井物産で買うと、三井物産の取り分を引かれるから損だ!」ということになるのでしょう。でも、浅井氏経由で買っても、浅井氏にお金を払うのは同じことです。海外から個人輸入するのか、日本のデパートで買う違いのようなものですが、どちらがいいのか、その判断は皆様にお任せします。

話を元に戻しますが、。だいたい、日本人がドルを買うとドルが暴落するというジンクスがあるので要注意です。