和解を蹴ったぞ

昨日の和解期日は請求額の半分の和解額を相手方が提案してきたので、話にならんと断った。ま、結構なめられたもんだな。被告はたいした主張立証もしていないし、和解も被告が言い出したこと。つまり、はした金を言えば喜んで手を出すだろうと思われたわけだ。

今度の期日は本人尋問を行うことに決定した。
これは実はかなり意外なことだった。答弁書の被告主張は理由なしの否認だったので、裁判所は常識的には次回の期日までに被告代理人弁護士に主張立証を尽くすような訴訟指揮を行うと思ったからである。

なぜなら、理由なしの否認は主張としては弱いので、原告がそれなりの主張立証をしていれば、原告の言い分が通る可能性が高く、そのままでは被告の主張が認められない可能性が高くなるからである。

通常、当事者同士で弁論と証拠提出を重ねてから、立証が不十分な部分を補うため当事者尋問を行って結審というのが裁判の流れである。

どうも、和解の期日までに被告サイドから新たな証拠の提出が無かったため、原告に補充的な主張をさせて、そのまま結審させようという方針なのかもしれない。つまり、僕が勝てるということだ。

どうも、上申書で、「被告の証拠を探しているというのは、単なる訴訟遅延を目的としたもの。」と指摘したのが効果があったようである。