NY銀は小幅反発して引けたが、値幅制限のため東京がまだNYにおいついていないので、月曜日もSLをつける可能性が高い。

ところで、銀がどこまで下げるかだ。銀が暴落したのはユーロ、オイル、金の高値に連れ高していたのが、肝心の上昇トレンドが一服したことが、嫌気されたための手仕舞い売りがおこったものと考えられる。そのため、どこで銀を買い戻すかは総合的な判断になってくる。

来年はドル高の年になりそう。当面は6ドルあたりが目標になるだろうが、そこで止まらない場合、5ドルなんてこともあるかもしれない。

というのは、元々、銀の需要の大半が工業需要であり、写真用フィルムの需要がデジタルカメラの普及で先細りすると考えられるのに、03年まで五ドル前後だったのが急激に買われたのがそもそもおかしいからである。