損ぎりについて

いま、先物の口座に約100万円入っている。今年になってからすでに20万ほど目減りしている。
その理由は一言で言うと経験不足というか優柔不断なことにある。資金を守るためにはストップオーダーの設定が不可欠であるが、その設定がおかいいわけだ。
たとえば、商品の値段が百円変動すると投資資金が一万円動くとき、一日に三百円くらいは上下に動く相場で百円でストップオーダーを設定するようなことだ。この変動幅ではなくて、単純に一万円以上の損は耐えられないという理由で、一万円の損でロスカットしてしまい、その後、相場が反対に触れて二百円戻ったりする。買いで入って、買ったとたんに一万円のマイナスになり、あわててロスカットしたら、結局、そのまま放置していればプラスになったはずということは結構ある。
ロスカットはそういう設定の仕方ではなくて、買いなら買いの思惑で買った時に、ありえないくらいの外れ方をしたときに執行するようにすべきなのだ。
一日に三百円は上下に価格が動く商品の場合は、三百円程度でロスカットを設定するか、もしくは高値、安値を基準にするべきということになる。たとえば、その日の安値近辺に抵抗線があり、安値を割る見込みがないのであれば、安値を割ったところにロスカットを三十円くらい割ったところに設定すべきなのだ。
自己資金が百万であるとき三万のロスは三パーセント減を意味するから、三万円というのは馬鹿にならない金額であるとはいえ、全体から見れば損害はそれほど大きくは無い。
だからといってむやみに枚数を増やすことは破産につながるから、せいぜい二枚以上は立てるべきではないことになる。